放射線科へ転職をお考えの医師の中には、放射線治療に主体を置いて動かれる方もいますが、ご自分の勤務スタイルに合わせてこの科目をお選びになったと言う方もいます。放射線科の医師の募集は決して多いとは言えない状況ですが、画像診断や読影などを行う医師として複数の医療機関と契約を結び業務を行っている方もいます。
放射線治療を行える医療機関は限られていますが、今後積極的に放射線治療を開始しようと考えている新設の医療機関もありますので、急いで転職が出来ると言うより少し時間を要してしまうことが言えます。新設の医療機関の場合は、放射線の専門医であることが必須条件になることがほとんどなので、放射線治療への転職は計画的に行った方がいいと言えます。
放射線治療とは異なる画像診断や読影の場合であれば、中規模以上のクリニックで募集が行われることもあります。健診施設でも募集が行われることもありますが、どの現場においても即戦力として勤務を望まれることが多いです。即戦力として入った際には、画像診断や読影を行うことはもちろんですが、グループで運営を行っている医療機関の業務も任されることもあるので、幅広い勤務の仕方が求められることもあります。
放射線治療を行う医療機関はこれから増えるかもしれませんが、画像診断や読影を行うために医師の募集を行うところはそれほど多くはないのが現状です。小規模な医療機関であれば画像診断や読影を行う件数が圧倒的に少ないからです。健診施設などで募集がかかる時には僅かな人数のみであることが多く、フリーランスの医師として働いている医師も少なくありません。
放射線科領域においては、ご自分が望む勤務スタイルや条件などを明確にしておくとよいでしょう。小規模の医療機関であれば、画像診断や読影に限定しないかたちで業務を依頼されることもあるので、お勤めになる前にどんな勤務形態になるのか確認を行っておく必要があります。