医師が勤務出来る場所はクリニックだけには限らないので、メディカルドクターとして製薬会社へ転職することも可能です。医師の製薬会社への転職をサポートするサイトも年々と増えてきました。
製薬会社へ転職を考えた時には、臨床年数や得意分野などが問われるかたちになります。特に臨床年数は大きな意味を持ち、ある程度の臨床実績がある方が優遇される傾向にあります。過去に論文を提出した経験や外資系の製薬会社では医学博士の資格を持っていると優遇される場合もあるので、ご自分の得意科目を明確に持たれている医師は製薬会社で新たな道を開拓することが可能です。
勤務形態としては就労時間が日中に限られているところがほとんどなので、臨床の現場とは全く異なる環境が用意されています。外資系の企業であればその会社ごとの勤務形態が適応されます。募集の年齢層において30~40代と限定されることがあるのは、ここでも臨床実績が踏まえられているからです。場合によっては40代以上の募集を行っている企業もありますので、転職を考えている医師の方はこまめに確認をとっておくといいでしょう。
外資系の製薬会社では、英語でコミュニケーションがとれるかどうか、と言った点も重要視される場合があり英語が話せた方が有利です。この場合には面談の書類も英文仕様のものが必須となり、医療機関への転職とは異なる点が多い事を把握しておいてください。医師の製薬会社への転職は企業の一員として働くようになることを頭に入れておき、企業人として働く覚悟はあるのかどうか、面談の段階で問われることもあります。
メディカルドクターを経験したのち、臨床の現場へ復職することは可能です。そのまま製薬会社で一企業人としてステップアップを望まれる方は、今までの実績を評価され年齢を問わないかたちで新たな企業に転職することも可能です。医師の製薬会社への転職は、ご自身の希望と会社側が望むものが一致すれば採用されるケースが多いです。