さいたま市へ転職をお考えの医師の方は、東京都や神奈川県とは異なった募集要項が見かけられることが多いです。
埼玉県は医師数がもともと少ないのが特徴的で、さいたま市は最も多い方になりますが全体的に見ると医師の数は多くありません。
埼玉県の医療機関は質の良い医療を心がけているところが多く、医師同士の意見交換が活発な地域であることも言えますが、医師不足は常に言われている状況です。埼玉県から東京都へ通勤しておられる方が多いように、医師も東京都の方に勤務先を望む方も少なくありません。
さいたま市に限ってお話しすると、公的病院が揃っている地域でもあるため居住している医師が多くおられる場所です。急性期医療の募集が行われることもありますが、慢性期の医療機関でも医師の募集が行われています。概ね勤務形態としては東京都や神奈川県とは異なり、時間の確保が行いやすい地域であることが言えます。
埼玉県では医師確保のために、医師育成のための奨学金制度も設けています、埼玉県出身の医学生に奨学金を貸与し医師免許を取得した際には、埼玉県の特定の医療機関などに勤務した場合には奨学金が免除される仕組みを設けています。これは一定の期間が決められていたり、細かな条件が揃った時の話になりますが、埼玉県に縁がある方であれば行政機関の情報はこまめに確認を行っておくとよいでしょう。
新設の医療機関としては、平成27年にさいたま市の見沼区にメディカルセンターが設立されます。地域の急性期医療を担うことは勿論ですが、さいたま市初の緩和ケアを行う医療機関として建設がすすめられています。前進の病院では医師の出身大学も様々であることを伝え、働きやすい環境であることを伝えています。
高度な医療から地域の住民に安心して医療が提供できるように心がけているさいたま市は、医師の方にとっても比較的望ましい環境が整っていると言えるでしょう。都心の近くでありながら、比較的条件のよい医療機関が揃っています。